アメリカが介入して大禍となったベトナム戦争は1975年に終りましたが帰還兵は精神を病みそれに乗じて神経医療が社会に浸透していきました。
現在では悩みイコール精神疾患とみなされてそれぞれに病名がつくようになりました。
当時わたしもクリエーターな友達たちも自分はちょっとおかしいんじゃないかと疑うようになりました。
ウッディ・アレンの映画はいつも精神の長患いの男が主人公でした。『アルタード・ステーツ』に感化され『カッコーの巣の上で』も忘れられません。
わたしは精神分析本を30冊位読んでやはり強迫観念症と思い込み、根暗な役しかできなくなっていきました。というよりそれを選り好んでいました。若い頃は子供の頃のトラウマと相見え狂気に惹かれる時期があります。